二階の窓から

5.資源の消費と生産

(1)エネルギー資源の推移


エネルギー資源の分類

  1. 一次エネルギー
    自然から採取した資源をそのまま利用
    (例)石炭、石油、天然ガス
  2. 二次エネルギー
    一次エネルギーを加工・転化したもの
    (例)電力、都市ガス

エネルギーの推移

産業革命前 薪炭、畜力、人力、水力など
産業革命 固体燃料(石炭)
1960年代〜 液体燃料(石油)の利用が石炭を上回る(エネルギー革命

一次エネルギー消費量の内訳

60年代に、液体燃料(石油)の使用量が固体燃料(石炭)を上回った。これをエネルギー革命という。

(%) 1960 1970 1990 2003
固体 49.9 33.6 28.4 26.0
液体 33.0 44.0 39.9 39.0
ガス体 14.9 20.0 22.5 25.2
原子力
(電力)
2.2 2.4 9.2 9.8

※石炭の割合は年々下がっているが、エネルギー消費量全体は増加しており、石炭の消費量も増加している。

エネルギー革命の要因

  1. 探査技術の進歩
    →確認埋蔵量が増大
  2. 輸送コストの低下
    石油はパイプラインタンカーなどで容易に運搬できる。
  3. 熱効率がよい
    同じ重量だと、石油の方が多くのエネルギーを発生させられる。

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