二階の窓から

(5)ケッペンの気候区分


W.P.ケッペンにより提唱された気候の区分である。植生・気温・降水量によって、赤道から極にかけてA〜Eの順に、5つに区分した。

分類は
@樹木の有無
A気温
B降水量
の3段階にわけて行う。
まずは、A〜Eの分類にあたる@、Aの段階を説明しよう。

ケッペンの気候区分

@植生による区分

樹木が生えているかで区分する。(※草・苔などは樹木ではない)
ここで樹木気候無樹木気候に分けられる。

無樹木気候は、
乾燥によるもの → B(乾燥帯)
低温によるもの → E(寒帯)
に分けられる。

A気温による区分

樹木気候は気温によって3つに区分する。

最寒月平均気温18℃以上 → A(熱帯)
最寒月平均気温-3℃以上18℃未満 → C(温帯)
最寒月平均気温-3℃未満、最暖月平均気温10℃以上 → D(冷帯・亜寒帯)

ケッペンの気候区分

B降水量による区分

A〜Eの中で、降水量によりさらに区分する。
これは各気候区分でページを分けて説明していこう。

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(6)気候区の判定
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