世界の年平均降水量:約750mm
風が山地を越えるとき、気温が下がり(-0.65℃/100m)、飽和水蒸気量も小さくなる。
水蒸気が過飽和となった地点で水滴(雲)に変わり、降雨をもたらす。
山地を越えたあとの風下側では、乾いた暖かい風(からっ風)が吹き下ろす。
(例)
アッサム地方(夏期:南西モンスーン)
日本海沿岸(冬期:北西モンスーン)
ランカシャー地方(偏西風)
マダガスカル東部(南東貿易風)
暖気と寒気がぶつかったとき、暖気の方が軽いので上にあがる。こうして山地のときと同じく水蒸気が過飽和となり、雲ができる。
ぶつかり方によって、温暖前線と寒冷前線に分けられる。
一般的には、寒冷前線のほうが急激な上昇気流が発生するため、激しい雨となる。
局地的に熱せられた空気が上昇して、雲ができる。
(例)
スコール、夕立
台風などによる降水。