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下記の図に基づいて分類を行う。簡単。
三つの段階を踏んで判定を行う。かなり複雑なので、順を追って見ていく。
w(冬期乾燥)型 | 最多雨月が夏にあり、 最少雨月降水量×10 < 最多雨月降水量 |
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s(夏期乾燥)型 | 最多雨月が冬にあり、 最少雨月降水量×3 < 最多雨月降水量 |
f(年中降水)型 | 上記いずれも成立しない |
@で分類した降水型によって、r(乾燥限界値)の算出式が異なるので、それぞれに当てはめて計算する。
w型/th> | r = 20(t+14) |
---|---|
s型 | r = 20t |
f型 | r = 20(t+7) |
※t = 年平均気温(℃)
R(年降水量)をr(乾燥限界値)と比較する。
r ≦ R | → Bではない |
---|---|
r/2 ≦ R < r | → BS(ステップ気候) |
R < r/2 | → BW(砂漠気候) |
例として、ラホール(パキスタン)の気候区分を判定してみよう。
最少雨月降水量:4.2mm(11月・冬)
最多雨月降水量:202.1mm(7月・夏)
が成立するので、w(冬期乾燥)型である。
w型なので、
R=628.2
なので、ラホールはBS(ステップ)気候である。
B(乾燥帯)の降水型をそのまま流用して分類する。
f(年中降水)型のみ、さらに温暖〜寒冷の順でa〜cに分類される。(Cfa,Cfb,Cfcの三種に分けられる)
最多雨月が夏にあり、 最少雨月降水量×10 < 最多雨月降水量 |
→ Cw(温暖冬期乾燥気候) |
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最多雨月が冬にあり、 最少雨月降水量×3 < 最多雨月降水量 |
→ Cs(温暖夏期乾燥気候) 地中海性気候ともいう。 |
上記いずれも成立しない | 最暖月平均気温が22℃以上 → Cfa(温暖湿潤気候) |
最暖月平均気温が22℃未満 かつ 平均気温10℃以上が4ヶ月以上→ Cfb 平均気温10℃以上が3ヶ月以下→ Cfc (いずれも西岸海洋性気候) |
同じくB(乾燥帯)の降水型をそのまま流用して分類する。
最多雨月が夏にあり、 最少雨月降水量×10 < 最多雨月降水量 |
→ Dw(冷帯冬期乾燥気候) |
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最多雨月が冬にあり、 最少雨月降水量×3 < 最多雨月降水量 |
→ Ds(冷帯夏期乾燥気候) 高地地中海性気候ともいう。分布地域が非常に少ない。 |
上記いずれも成立しない | → Df(冷帯湿潤気候) |
最暖月平均気温によって二つに分類される。簡単。
最暖月平均気温 0℃以上10℃未満 | → ET(ツンドラ気候) |
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最暖月平均気温 0℃未満 | → EF(氷雪気候) |