沿岸流により運ばれた砂礫が堆積することでできる地形として、砂嘴・砂州がある。
地形 | 成因 | 具体例 |
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砂嘴 | 半島・岬の先端から、伸びるように砂礫が堆積してできる。 | 野付半島(北海道) 三保松原(静岡県) コッド岬(マサチューセッツ州) |
砂州 | 砂嘴の一種で、湾を塞ぐようにして発達したもの。内側をラグーン(潟湖)という。 | 天橋立(京都府) 弓ヶ浜(鳥取県) |
陸繋砂州 (トンボロ) |
岸と沖合の島(陸繋島)の間の、沿岸流が迂回して波が穏やかとなった部分に、砂礫が堆積してできた砂州。 | 海ノ中道・志賀島(福岡県) 函館山(北海道) 江の島(神奈川県) |
地盤の隆起、または海水面の下降により現れる地形である。
沿岸部に堆積した砂が海面上に現れてできる。単調な海岸線が特徴。
自然の湾が形成されにくいため、掘り込み式港湾が整備されることが多い。
(例)九十九里浜、宮崎平野、高知平野
隆起するたびに波食により切り立った海食崖ができ、段々状になる。
(例)室戸岬、襟裳岬
地盤の沈下、または海水面の上昇により現れる地形である。(離水海岸の逆)
リアス式海岸 | フィヨルド海岸 | エスチュアリー(三角江) | |
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成因 | 河食谷が沈水 | 氷食谷が沈水 | 河口が沈水 |
特色 | V字谷が沈水 →鋸歯状の海岸線 ・天然の良港となる ・後背地(経済活動が行える土地)が狭い ・津波の被害が大きくなる |
U字谷が沈水 →狭くて奥深い湾を形成する |
・ラッパ状の入り江 ・後背地が広い →大貿易港が立地する(掘り込み式港湾) |
例 | 三陸海岸 若狭湾 リアスバハス海岸(スペイン) |
ノルウェー海岸 アラスカ チリ南部 |
エルベ川(−ハンブルグ) テムズ川(−ロンドン) ラプラタ川(−ブエノスアイレス) |