河川・海洋の堆積作用により形成された平野。
完新世(1万年前〜現在)に河川の堆積作用で形成された平野。利水がよいが、形成年代が浅く地盤が緩い。
典型的な地形として扇状地、氾濫原、三角州がある。
◎主な土地利用
川が山間から出てきた場所。 |
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砂礫質で水はけがよく、河川は地下を伏流する。水が得にくいため、果樹園・畑に利用される。 | |
湧水を利用する集落・田が形成される。 |
自然堤防:氾濫によって土砂が河道に沿って堆積してできた微高地。
→集落・畑として利用される
→水田に利用される
自然堤防の上に人工的な堤防が作られ、土砂が外へ排出できなくなると、河床上に土砂が溜まり
河口に細かい砂・粘土が堆積してできた島。
更新世(260万年前〜1万年前)の堆積面が隆起してできた台地。隆起三角州、隆起扇状地など。
典型的な地形として河岸段丘がある。
@下刻侵食力を失った川が、隆起することによって再び侵食力を取り戻す。
A再び下刻侵食が行われ、さらに狭い川ができる。
(B再び隆起した場合はAにもどる)
侵食作用により形成された平野。
☞侵食輪廻の最終局面
卓上地が長い時間をかけて侵食されてできた平野。
安定陸塊の周辺部に発達する。
(例)アメリカ中央平原 ← ローレンシアの周辺部
西シベリア平原 ← アンガラランドの周辺部
構造平野にみられる特殊な地形として、以下のものがある。
硬層が侵食されずに残った、頂上の平坦な柱状の地形。
硬軟の互層が緩やかに傾斜している場合、選択侵食によって非対称の丘陵となる。これをケスタ地形という。