二階の窓から

(2)世界の造山帯と安定陸塊


世界的な規模(いわゆる『鳥の目』)で見た場合に把握できる地形を大地形という。大地形は、
新期造山帯
古期造山帯
安定陸塊
の3つに分けられる。

それぞれの大地形の特徴は以下のとおり。

世界の造山帯と陸塊

新期造山帯 古期造山帯 安定陸塊
中生代〜新生代に形成
(6400万年前〜)
古生代に形成
(5.6億年前〜2.4億年前)
〜先カンブリア代に形成
(〜5.6億年前)
地盤が不安定
→地震帯・火山帯と一致
古生代に造山運動があった
その後は侵食作用のみ
造陸運動のみ
→侵食作用により平坦化
大褶曲山脈・弧状列島 緩やかな高度の低い山地 楯状地・卓状地(※)
石油 石炭 鉄鉱石
@アルプス・ヒマラヤ造山帯
A環太平洋造山帯
Bカレドニア山系
Cヘルシニア山系
Dアパラチア山脈
Eグレートディヴァイディング山脈
Fウラル山脈
Gドラケンスバーク山脈
Hアルタイ山系
I〜Mゴンドワナランド
Nローレンシア(カナダ楯状地)
Oシナ陸塊
Pアンガラランド
Qフェノサルマチア

※楯状地とは、先カンブリア時代の岩石がそのまま露出している地形を指す。
 卓状地とは、楯状地の上に堆積物が横たわっているもの。

自然のしくみがわかる地理学入門
→Amazon.co.jpで購入

水野 一晴 (著)
単行本: 255ページ
出版社: ベレ出版 (2015/4/16)
言語: 日本語
ISBN-10: 4860644301
ISBN-13: 978-4860644307
商品パッケージの寸法: 21 x 14.8 x 2.4 cm

←前
(1)大陸の形成
次→
(3)山地の地形
二階の窓から > 地理ノート > 1.地形 > (2)世界の造山帯と安定陸塊