二階の窓から

4.水産業

(1)水産業の分類と成立条件


水産業の種類

水産業は以下の4つに分類できる。

  1. 水面漁業
    • 海面漁業
    • 内水面漁業
  2. 水産養殖業
  3. 水産加工業
  4. 製塩業
  5. かつては海水から水分を蒸発させる塩田での製塩が主だったが、現在はイオン交換樹脂膜法が主流。

漁業の成立条件

@社会条件

以下の3つを満たす地域で、水産業が盛んとなりやすい。

  1. 資本、技術、労働力が豊富
  2. 市場の規模、近接性 または 冷凍・冷蔵技術と、流通機構(コールドチェーン)があること
  3. 陸上資源に乏しい(牧畜に不適である)こと

A自然条件

好漁場になるのは下記の4パターンがある。

  1. 大陸棚 および 浅堆せんたい(バンク)
  2. 浅堆(バンク)
  3. 潮目(潮境)
  4. ※欠点:海霧が発生しやすい
  5. 複雑な海岸線
  6. 例)リアス式海岸、フィヨルド
  7. 冷水湧昇流周辺
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